売れない、使えない、維持費だけかかる…様々な地目の「負動産」を手放したい【解決事例】
更新日:9月3日

▼ この事例のポイント(1分で分かります)
ご相談者:多数の「負動産」を所有されている方
お悩み:使い道もなく誰も買い手がつかない宅地や、数十年来放置され山林化した農地があり、固定資産税や草木の除去などの維持管理費ばかりがかかって困っている。
解決策:手放すための手段として「国庫帰属制度」と「民間引取業者」の2つをご提案。それぞれの長所と短所(費用、期間、手間の違い)を比較し、各不動産の状況に合わせた最適な処分プランを立案。
結果:事前の草木除去など厳しい要件が求められる農地については、「非農地証明」を取得して地目変更(畑から原野へ)を行ったうえで民間業者へ引取を依頼。宅地については約1年2か月をかけて国庫帰属を完了させ、お荷物となっていた不動産をすべて無事に手放すことができた。
現在所有されている不動産について、不要で処分したいけれどもだれも買ってくれない、もらってくれない、使い道もない…一方で固定資産税や草木の除去など維持費はかかる…といったお悩みはないでしょうか。
そのような不動産を『負動産』といわれることがあり、負動産についてのご相談を受けることも多くあります。今回は、当方が担当いたしました負動産の解決事例をご紹介したいと思います。
ご相談の背景・お悩み
その相談者様は宅地、農地(田、畑)など多数の負動産を所有されていました。宅地については建物はすでに解体され、草木の手入れもされていましたが、農地については数十年来放置され、実質山林の一部となっているようでした。当然に買い手、もらい手もなく、使い道もないとのことでした。
当事務所からのご提案
そのような不動産の処分方法として、
民間引取業者に引き取ってもらう
国庫帰属
といった選択肢をご提案しました。
いずれも、不動産所有者から一定の金額を支払うことで民間引取業者または国庫に所有権を移すものです。
どちらも一長一短があります。
【民間業者】
長所:手続に要する期間が国庫帰属よりも短い(1~2か月程度)
草木除去など基本的には不要、引取を拒否されるケースは少ない
短所:農地の移転はできない
引取料は国庫帰属負担金より高額な場合がある
【国庫帰属】
長所:農地でも移転できる
負担金は一筆につき20万円
(民間引取と比較すると安価になることも。ただし面積換算となる場合もあり)
短所:手続きに時間がかかる(一年前後)、却下事由が多い、事前に草木除去などが必要
実行結果・司法書士のポイント
農地、宅地については国庫帰属、その他の不動産は民間引取を提案いたしました。
しかし、農地を国庫帰属で対応しようとする場合、きちんと手入れされている状態(直ちに田、畑として使えるような状態)にしないと困難であるということでした。
そこで、農地については非農地証明を取得して当該不動産の地目を変更し(この事例では畑から原野)、民間引取業者に引き取っていただきました。また、国庫帰属もおよそ1年2か月をかけて無事完了しました。
まとめ
今回の事例と同じように、いわゆる「負動産」のお悩みをお持ちの方は多いものと推測されます。
ぜひとも解決実績のある当事務所へ一度ご相談をご検討ください。ともに最善の解決手段を考え、ご提案してまいります。



